どうもこんにちは、たかパパです!
贔屓球団のFAはシーズンオフのファンにとって悲喜こもごもの大きな関心事ですよね。
応援し続けてきた中心選手が居なくなってしまう寂しさや、敵として怖い怖い選手が味方になったり。
2018年のオフには丸佳浩(広島→巨人)、浅村栄斗(西武→楽天)、西勇輝(オリックス→阪神)といった大物選手のFA移籍が話題になりましたね。
今年大型移籍した選手たちは割と額面通りの活躍を見せてくれていますね。
さて、今回は2019年オフにFA権を獲得しそうな選手たちを取り上げます。
今シーズンもあの選手やこの選手、大物や脇役もFA権取得を控えています。
その動向を推測&願望を交えて、あれこれ解説してみます。
それでは行ってみましょう!!
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目次
FA(フリーエージェント)権って何?
まず、FA(フリーエージェント)権について説明しておきますね。
ざっくり言うと、一定の基準を満たした選手がどの球団とも契約できる権利のことです。
NPBの全球団と契約できる権利を国内FA権、海外のチームを含めて契約できる権利を海外FA権と言います。
取得には国内FA権が累計7~8年、海外FA権は9年の一軍登録が前提になるので、FA権を取得するということは、一流選手の証でもあるんです。
FA権を行使するかどうかは選手の権利であり自由なので、行使しないで残留する選手もいます。その場合、FA権は翌年以降に持ち越しになります。
また、行使した上で残留することも可能ですが、それを基本的に認めない球団もあります。一度FA権を行使すると、移籍・残留に関わらず、4年後に再取得することができます。
移籍する場合は、移籍先の球団は前の所属球団に人的補償または金銭補償をしなくてはいけません。丸が巨人に移籍した際、長野が人的補償として広島に移ったことは大きな話題になりましたね。
引用;https://www.sankei.com
2019年中にFA権取得が予想される主な選手は?
それでは、今シーズン中にFA権を取得しそうな主な選手たちをピックアップしてみます。
数字は2018年の成績です。
◆投手
野村祐輔(広島) 20試合 7勝6敗 防御率4.22
今村 猛(広島) 43試合 3勝2敗 1S 13H 防御率5.17
菅野智之(巨人) 28試合 15勝8敗 防御率2.14
田島慎二(中日) 30試合 0勝4敗15S 1H 防御率7.22
能見篤史(阪神) 45試合 4勝3敗1S 16H 防御率2.56
藤川球児(阪神) 53試合 5勝3敗2S 21H 防御率2.32
十亀 剣(西武) 22試合 5勝8敗 防御率4.42
サファテ(ソフト) 6試合 1勝0敗5S 防御率3.00
益田直也(ロッテ) 70試合 2勝6敗3S 17H 防御率3.08
美馬 学(楽天) 14試合 2勝6敗 防御率4.56
則本昂大(楽天) 27試合 10勝11敗 防御率3.69
◆捕手
会沢 翼(広島) 打率.305、本塁打13、打点42、盗塁0
中村悠平(ヤクルト) 打率.211、本塁打5、打点26、盗塁2
伊藤 光(DeNA) 打率.195、本塁打1、打点11、盗塁1
◆内野手
菊池涼介(広島) 打率.233、本塁打13、打点60、盗塁10
大引啓次(ヤクルト) 打率.350、本塁打5、打点15、盗塁0
今宮健太(ソフト) 打率.266、本塁打11、打点45、盗塁5
松田宣浩(ソフト) 打率.248、本塁打32、打点82、盗塁3
中島卓也(日ハム) 打率.261、本塁打1、打点23、盗塁29
安達了一(オリックス) 打率.219、本塁打3、打点41、盗塁20
鈴木大地(ロッテ) 打率.266、本塁打8 打点49、盗塁8
◆外野手
バレンティン(ヤクルト) 打率.268、本塁打38、打点131、盗塁1
福田秀平(ソフト) 打率.263、本塁打7、打点15、盗塁6
中村 晃(ソフト) 打率.292、本塁打14、打点57、盗塁1
荻野貴司(ロッテ) 打率.287、本塁打2、打点25、盗塁20
岡島豪郎(楽天) 打率.190、本塁打3、打点15、盗塁1
どうですか?
今シーズンも各チームの主力が揃った、そうそうたるメンバーですね。
あの選手は残ってくれるはず、あの選手は移籍するかも….などと、早くもシーズンオフに思いをはせているファンもいるかもしれません。
菅野は?菊池は?秋山は?どうなるFA戦線!
引用:https://bunshun.jp
さて、上記面子でも特に動向が注目されるのが、まさに2019FAの目玉とも言うべき以下の選手たちでしょう。
菅野智之(巨人) 2018年 28試合15勝8敗、防御率2.14 沢村賞
この顔ぶれの中で特に注目は、投手ではなんといっても巨人の菅野でしょう。今シーズンは不調と故障で二軍落ちしてしまいましたが、これまでMVP1回、最多勝2回、最優秀防御率4回、沢村賞2回など、数多くのタイトルを獲得してきた日本球界を代表する投手です。
もっとも、巨人入りを熱望して1年浪人した入団の経緯や、原辰徳監督の甥ということを考えると、FA権を行使する可能性は限りなく薄そうです。
しかし、菅野は将来的なメジャー挑戦の意向を表明していますから、海外FA権の取得が予想される2020年シーズンオフの主役になるかもしれませんね。
則本昂大(楽天) 2018年 27試合10勝11敗、防御率3.69
楽天のエース則本もFA権を行使すれば、激しい争奪戦は確実です。
しかし、則本もメジャー志向が強いので、ポスティングシステムを使ったメジャー行きの可能性もありますし、菅野と同様に海外FA権の取得を待つかもしれません。
ただし、則本は肘の故障の影響で今シーズンまだ一軍登録がありません。離脱が長引けば今シーズン中にFA権取得基準が満たされないこともあるので、今後の動向に注目です。
菊池涼介(広島) 2018年 打率.233、本塁打13、打点60、盗塁10
野手では5月にFA権を取得済みの菊池でしょう。広島の攻守の要でリーグ3連覇の立役者の一人です。昨年の契約更改の席上で、今シーズンオフにポスティングシステムによるメジャー移籍の意向を球団に伝えています。
球団側は慰留する方針ですが、ポスティングを容認する可能性もあるとのこと。国内他球団への移籍は考えにくいですが、球団との交渉次第では…残留かメジャーか、まさかの他球団に移籍か…実に気になるところですね。個人的には赤いユニフォームの菊池をもっとみていたいのですが….。
広島は二桁勝利が期待できる野村、正捕手の会沢もFA権の対象者ですから、広島がシーズンオフのFA市場の中心になりそうです。
秋山翔吾(西武) 2018年 打率.323、本塁打24、打点82、盗塁15
そして、実はもう一人の大物が控えています。日本球界屈指のヒットメーカー、秋山翔吾(西武)です。秋山はすでに国内FA権を取得していましたが、球団と複数年契約を結んでおり、FA権を行使していませんでした。
しかし、今季中に海外FA権を取得見込みで、契約も今季限り。さらに秋山自身もメジャー挑戦に意欲を見せているため、その動向から目が離せません。
ちなみに昨年の日本一、ソフトバンクも複数の主力選手がFA権を取得する見込みですが、複数年契約を結んでいたり、球団の厚待遇もあり、行使する可能性はほとんどないと思います。してくれた方が球界のためという、ソフトバンクの強さに歯ぎしりする他球団ファンの声も聞こえてきそうですが(笑)。
まとめ
いかがでしたか?
今回は2019年シーズンオフのFA戦線について紹介しました。
FA権は選手の権利ですから外野がとやかく言うのは筋違いかもしれませんが、しかしそれでも気になるのがファン心理というもの。
贔屓球団のあの選手が移籍したら、贔屓球団にあの選手がやって来たら…ファンが一喜一憂する季節がまたやってきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。