どうもこんにちは、たかパパです！
令和最初の夏の甲子園は履正社が見事な戦いぶりで制しました。大会No1投手奥川君との春の選抜からのリベンジを見事果たしましたね！
夏の甲子園が終わって、高校野球ロスが半端ない筆者でございます(笑)
次のお楽しみはやはり秋のドラフト会議。
誰がどの球団に指名されるかに注目です。
というわけで、2019年ドラフト会議の目玉は誰だ？をスタートします。
まずは高校生投手から。
高校BIG4に加え、地区予選や甲子園を沸かせたあの投手たちを紹介していきます！
目次
目玉は高校BIG4だけじゃない！
あくまで個人的な感想ですが、今年は高校生に将来が楽しみな投手が揃っているように思えます。
高校BIG4はもちろんですが、地区予選や甲子園でキラリと光った投手たちも多かったのでは？
今年のドラフト会議で指名されそうな高校生投手の中で、上位指名が見込まれる選手、注目したい選手を期待＆願望込みでリストアップしてみました。
佐々木朗希（大船渡）
奥川恭伸（星稜）
西純矢（創志学園）
及川雅貴（横浜）
鈴木寛人（霞ヶ浦）
玉村昇悟（丹生）
前佑囲斗（津田学園）
落合秀市（和歌山東）
浅田将汰（有明）
宮城大弥（興南）
それでは、各選手の特徴をスカウトの評価を交えて紹介していきます！
2019年高校生投手の目玉の特徴は？
今年は本当に逸材揃いではないでしょうか？
トレーニング方法の進化か、ストレートの球速が140キロ台はもはや当たり前のようになっていますね。筆者が学生の頃(KKとかの時代・・・)は130キロ台後半でも速い印象でしたが。
大船渡 佐々木朗希（ささき・ろうき）
身長・体重 190cm/86kg
右投/右打
春のU-18日本代表候補合宿で163kmをマークして以来、日本中の注目を集めた佐々木投手。
一時は全球団が1位指名するのでは？なんて声が上がるほどでしたね。
佐々木投手の最大の魅力は、何と言っても速い球を投げられるということ。
163kmという数字は高校生歴代最速なのはもちろん、プロ野球でも160km以上を出した日本人投手は、日本ハム時代の大谷選手（165km）だけで。世界レベルのスピードです。
しかも、佐々木投手にはコンスタントに150km以上の速球を投げられる力もあり、フォームのバランスやスライダー、フォーク、チェンジアップの精度も高校生としては申し分の無いレベルにあります。
岩手大会では、4試合29回を投げて51奪三振。最速は160kmを記録しました。
決勝はまさかの登板回避で結果はご存知の通り….その是非は別にして、甲子園でその投球を見たかったというのが、自分も含めた高校野球ファンの共通した気持ちだったと思います。
とはいえ、佐々木投手が今年のドラフトの目玉であることは間違いなく、複数球団の1位指名は確実でしょう。
願わくば、佐々木投手は素材型の選手だけに、その素質を開花させられる育成上手な球団に入団してほしいものです。
巨人・武田スカウト「要所でのギアの入れ方がすごい。余力を残しているので、末恐ろしい。近い将来、日本を代表するような投手になる」
中日・山本スカウト「長い回を投げることを調整して投げられている。フォークボールを覚えたことで幅が広がった。将来的に見ても別格だ」(SANSPOより)巨人の長谷川スカウト部長は、巨人・菅野の高校時代と比較を聞かれ「佐々木と（菅野）智之を比べたら、１０対１ぐらい」と素材の高さを表現した。(西日本スポーツより)
西武前田俊郎育成アマ担当チーフ「メリハリのある投球ができている。球速も実際（もう少し）出るだろうね。日本のエースです」（スポーツニッポンより）
星稜 奥川恭伸（おくがわ・やすのぶ）
身長・体重 183cm/84kg
右投/右打
令和初の夏の甲子園では準優勝に終わったものの、奥川投手が大会の主役だったことは間違いありません。
特に準々決勝の智弁和歌山戦での延長14回23奪三振の投球は鳥肌モノでした。
その安定感は、高校時代の松坂大輔やダルビッシュ有、田中将大以上では？というのが率直な感想です。
最速154kmの直球とスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップの威力と精度は高校生離れしていて、試合終盤でも150km以上の直球を投げられるだけでなく、制球も抜群で、総合力と完成度の高さは高校生投手ナンバーワンでしょう。
プロ入り即ローテーション入りできると、さらに評価を上げた球団も多いようです。
ドラフト会議では佐々木投手と人気を二分しそうで、1位重複は確実でしょう。
佐々木投手より多くの球団が1位指名かもしれませんし、1軍のマウンドに立つのは一番早いかもしれませんね。
楽天の立花球団社長は「毎年甲子園に来てはいますが、ここ数年ではＮＯ・１投手。１５０球投げても１５０キロが投げられるのはすごい」と話す。阪神筒井スカウトは「いい意味で心と体のバランスが取れている」と大人の投球ぶりに感心。ロッテ永野チーフスカウトは「前の試合と全然違う。スライダーの精度が変わった。ものにしたと思う。強烈だった」。中日米村チーフスカウトは「彼は負けない。いい状態でも悪い状態でも勝って、総合力ではＮＯ・１。プロに入ったら勝つことが一番重要」。ヤクルト阿部スカウトは「試合開始後の初球からチェンジアップを続けるのは今までなかった。配球も含めて考えている。勝てるピッチャーだから、そこはプラスアルファの評価になるでしょう」など高い評価が続いた。（日刊スポーツ）
中日・米村スカウトチーフ「総合力の高さは高校生で一番。素材型の佐々木、総合力の奥川、馬力の西、左腕の及川。１―０で勝つのがエース。制球力や投げっぷりが川上憲伸に近い」
ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク「完成度に磨きがかった。松坂、ダルビッシュ、マー君のレベル。あとはローテに入るための体力をつけるだけ」
西武・渡辺ＧＭ「嫌な展開でも完封。流れが変わりそうな中でも抑えている。高校野球で何が起こるか分からない中で、何かしら強いものを持ってるんだろうね」
楽天・後関スカウト部長「球も強くなっているけど、一番は制球。意思通りに投げている。『ピッチング』をしてるよね。調子が悪くても勝てる投手」（スポーツ報知より）
創志学園 西純矢（にし・じゅんや）
身長・体重 184cm/79kg
右投/右打
最速154kmの直球と鋭いスライダーが武器の本格派右腕です。
昨年、2年生で出場した甲子園では、初戦の創成館戦で16奪三振無四球完封。全国にその名が知れ渡りました。
2回戦の下関国際戦では、球審からガッツポーズの多さで再三注意を受け､冷静さを欠いた投球で敗退。精神面に課題が残る結果になりました。
最上級生になった今年は岡山大会準決勝で敗れ、甲子園出場は果たせませんでしたが、課題の精神面での成長も見られ、高校BIG4の評価は変わっていないようです。
外れ1位や単独での1位指名もあるかもしれません。
強気の投球スタイルはプロ向きだと思うので、数年後が楽しみな投手ではないでしょうか。
阪神・山本スカウト「味方の失策から次を抑えることができるようになったのは成長。精神的に大人になった」(SANSPOより)
ロッテの黒木純司スカウトは「ドラフト１位であることを証明した」と評価した。(スポーツニッポンより)
西武渡辺久信ＧＭ「四天王の中で一人抜けた存在（大船渡・佐々木）がいるけど、西君のスライダーは高校生トップクラス。軌道、曲がりの遅さは素晴らしい」(スポーツニッポンより)
横浜高校 及川雅貴（およかわ・まさき）
身長・体重 183cm/74kg
左投/左打
U-15日本代表を経験し、名門横浜高でも1年春からベンチ入り。
最速153kmの直球とスライダー、チェンジアップを武器とする本格派左腕です。
しかし、3度出場した甲子園では思うような結果は残せず、この夏の神奈川大会でも準々決勝でノーシードの公立校に打ち込まれて敗退と、不完全燃焼で高校野球を終えた感があります。
それでも、その潜在能力はプロからも高く評価されており、上位でのドラフト指名が濃厚だと思います。
西武渡辺久信ＧＭが「センバツ以来だから、すごくよく見える。バランスよく投げられているし、スライダーもキレている」と言えば、ＤｅＮＡ稲嶺スカウトも「今年、一番いいんじゃない。テンポもよく、成長が見られますね」と評価も再上昇だ。(日刊スポーツより)
西武・渡辺ゼネラルマネジャーは「バランスがよくなった。スライダーがいいし、（菊池）雄星のように育ってほしい」と期待を表した。(SANSPOより)
霞ヶ浦 鈴木寛人（すずき・ひろと）
186cm/79kg
右投/右打
夏の茨城大会では28回を投げ29奪三振、3失点の好投を見せ、最速150kmをマーク。霞ヶ浦の4年ぶりの甲子園出場の原動力となりました。
長身から投げ下ろす角度のある直球と、キレのあるスライダー、チェンジアップが武器の本格派右腕です。
甲子園では初戦で履正社に3本塁打を打たれて3回途中でマウンドを下りましたが、まだまだ発展途上の投手であり、その将来性はプロからも高く評価されているようです。
日本ハム・大渕スカウト部長は「ストレートも変化球もいい。恵まれた体を持っているので、十分（成長の）見込みがある」と評価した。(スポーツ報知より)
中日の米村チーフスカウトは「エンジンがかかる前に出はなをくじかれた。本来の力を出せなかったが、高校生としては上の方」とドラフト候補としての評価は揺るぎない。広島の苑田統括スカウト部長は「志望届を出せば、外れの１位でもおかしくない」と断言した。（西日本スポーツより）
丹生 玉村昇悟（たまむら・しょうご）
身長・体重 177cm/75kg
左投/左打
1年秋からエースとして活躍、今年5月の星稜との練習試合で6回0/3を3安打1失点の好投を見せて、その名が全国的にも知られるようになりました。
夏の福井大会では決勝で敦賀気比に敗れはしたものの、強豪の啓新、工大福井を破り、52奪三振の県記録をマークしました。
最速147kmの直球に加え、スライダー、カーブ、チェンジアップの変化球でも空振りが奪える左腕です。
右打者の内角をつけるコントロールの良さも魅力です。
高校生左腕ではトップクラスの評価を得ているようで、左腕不足の球団が上位指名する可能性は大きいと思います。
ヤクルト・伊東昭光編成部長は「前の方で（球を）離せているし、出どころも見にくい。左はなかなかいないので、注目してみていきたい」と評価。巨人・織田淳哉スカウトも「直球の質がいい。右打者の内角にシュート回転せずに投げ込める。夏までに直球、変化球ともに精度が上がってこれば、さらに楽しみ」と話した。（スポーツニッポンより）
巨人など１０球団のスカウトが熱視線を送った。複数で訪れた球団も多く、オリックス・古屋編成部副部長は「左でこれだけコントロールのある投手はなかなかいない。見る価値はあった」と評した。(スポーツ報知より)
津田学園 前佑囲斗（まえ・ゆいと）
182cm/87kg
右投/右打
センバツ初戦の龍谷大平安戦での好投で全国的にその名が知られるようになりました。
最速152kmの直球に加え、スライダー、カーブ、ツーシーム、フォークを操る大型右腕で、クセのないフォームも評価の高さにつながっているようです。
夏の甲子園にも出場し、初戦の静岡戦では7安打11奪三振の1失点完投勝ち。
続く履正社戦では序盤から打ち込まれましたが、その素材や投手としてのセンスの良さは高い評価を得ました。
プロ志望を明言しており、本格派右腕として将来が楽しみな投手の一人だと思います。
巨人・長谷川スカウト部長は「力を入れてもボールが暴れない」と評価した。(スポーツ報知より)
中日・近藤スカウト「春先から見てきて、すごい投手だと思っていた。球速のわりに、真っすぐで空振りを取れるのが魅力。コントロールさえ付けば、奥川（星稜）と比較しても遜色ないと思う。伸びしろも十分にある」(西日本スポーツより)
日本ハム大渕隆スカウト部長「スピード以上にベースの上で球の勢いがある」
阪神熊野輝光スカウト「ゲームの流れを支配できて、投手としてのセンスがある」(スポーツニッポンより)
和歌山東 落合秀市（おちあい・しゅういち）
185cm/90kg
右投/左打
今年春の県大会で147kmを投げ、プロ注目の存在になりました。
夏の和歌山大会は3回戦で敗退しましたが、自己最速の148kmをマークしました。
力強い直球に加え、多彩な変化球も操る器用さも持っており、大崩れしない安定感も魅力です。
全国的な知名度は低いかもしれませんが、素材的には高校BIG4と遜色が無しというのがプロのスカウト陣の共通認識のようで、本人もプロ志望を表明しています。
上位指名があっても不思議ではないと思います。
巨人の岸スカウトは「（佐々木、奥川らと比較して）素材的には遜色ない。将来的にはローテに入る」と絶賛した。(スポーツ報知より)
ロイヤルズの大屋博行スカウトが「見るたびに成長している。使い減りしていないのも魅力」と評価する中、夏を迎えた。日本ハムは吉村浩ＧＭも駆けつけた。担当の林孝哉スカウトは「指先の感覚がいい。上位で消える選手だと思う」。阪神・渡辺亮スカウトも「体が大きいし、変化球を器用に使うのも魅力」と評価した。(スポーツニッポンより）
ロイヤルズ・大屋スカウトは「ダルビッシュ級。器用さは（高校時代の）ダルビッシュと同等かそれ以上」と大絶賛。(デイリースポーツより)
有明 浅田将汰（あさだ・そうた）
181cm/85kg
右投/右打
九州ナンバーワン右腕の呼び声が高い本格派です。
打っても高校通算28本塁打のスラッガーで、“肥後の大谷”と呼ばれることも。
打者としての評価も高い選手ですが、本人は投手でのプロ入りを希望しているようです。
最速149kmの直球とスライダー、フォークが武器で、打者に向かっていく強気の投球が持ち味です。
夏の熊本大会では準決勝で熊本工に惜敗し、甲子園出場は果たせませんでした。
しかし、U-18日本高校代表に選ばれ、WBSC U18 ベースボールワールドカップに出場します。
世界の舞台でどんな投球を見せてくれるかが楽しみであり、その内容次第ではプロの評価もさらに高くなりそうですね。
有明が７－０の８回コールドでルーテル学院を下し初戦を突破した。浅田将汰投手が完投。打撃では２打数無安打ながら、敬遠気味に２四球と貫禄を見せた。密着マークする日本ハムをはじめヤクルト、中日、ＤｅＮＡ、広島、オリックスなどのスカウトが見守った。中日三瀬スカウトは「持ち味の直球を前面に、出し惜しみせず投げていた。いいものがある。まだ荒削りですが体の強さがあるので楽しみです。九州、沖縄では、浅田投手と興南の宮城投手が抜けている」とさらに評価を高めた。（日刊スポーツより）
興南 宮城 大弥（みやぎ・ひろや）
173cm/70kg
左投/左打
興南高では1年春からベンチ入りし、1年と2年の夏に甲子園出場を果たしました。
小柄ながら最速149kmの直球とキレのあるスライダー、カーブ、チェンジアップを内外角に投げ分けます。
また、ピンチでも動じないマウンド度胸も大きな魅力になっています。
最後の夏は沖縄大会決勝で敗れましたが、その評価は変わっていません。
ダルビッシュ投手もツイッターで絶賛しており、ドラフト1位候補の声も上がっています。
U-15に続き、U-18でも日本代表に選ばれ、WBSC U18 ベースボールワールドカップでの投球に注目したいですね。
ＤｅＮＡと並び最多５人態勢で視察した巨人の長谷川スカウト部長は「打者に向かっていく姿勢がいい。田口の高校時代より馬力がある」と称賛。
西武・渡辺ＧＭは「球のキレ、制球、リズムもいい。１年夏の甲子園で見てから順調に伸びている。上位候補の可能性はある」と目を見張った。（スポーツ報知より）
まとめ
いかがでしたか？
将来性の佐々木、完成度の奥川に1位重複指名があると思います。
どの球団が交渉権を獲得するか、本当にワクワクしますね。
そして、今回取り上げた10投手以外にも、プロが注目する高校生投手は数多く、どの球団が誰を指名するのか、今から楽しみです。
最後までご覧いただきありがとうございました。