みなさんこんばんは、たかパパです。
昨シーズンは球団史上31年ぶりの2年連続Aクラス入りを果たしたロッテでしたが、
今シーズンは一度も浮上することなく最下位を独走。
チーム防御率はパ・リーグ唯一の4点台で4.22、チーム打率は12球団で一番低い2割3分3厘と
投打ともにいいところありませんでした。
ここまで苦しんだ要因として、主力選手が軒並み不振に陥ったことが挙げられます。
本来であれば、3割以上打つ力のある角中選手が2割6分9厘と精彩を欠き、
2桁計算できる涌井投手、石川投手が乱調を繰り返し、2人で8勝にとどまるなど
期待を裏切る結果に。
来シーズンAクラスに復帰するためには、主力選手の復活と、若手のレベルアップが不可欠。
井口新監督のもと、来シーズンどのようなチームになるのか注目です。
引用元:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/09/25/kiji/20170924s00001173454000c.html
↓気分転換にこんな記事もどうぞ↓
注目の開幕投手は?石川で決定!?
メジャー挑戦を目指す涌井投手の去就は不透明ですが、メジャー移籍はかなうのでは
ないかと予想。
そうなれば、実力的に石川投手の開幕投手となりそうな気がしますが、まずは
今シーズンの成績を振り返ってみたいと思います。
先発数 | 勝利数 | QS | 防御率 | K/BB | WHIP | |
涌井 | 25 | 5 | 13 | 3.99 | 2.17 | 1.32 |
二木 | 22 | 7 | 15 | 3.39 | 3.66 | 1.19 |
唐川 | 21 | 5 | 11 | 4.49 | 2.32 | 1.36 |
石川 | 16 | 3 | 6 | 5.09 | 3.17 | 1.40 |
佐々木 | 14 | 4 | 5 | 4.22 | 1.23 | 1.44 |
スタンリッジ | 14 | 4 | 7 | 4.32 | 1.37 | 1.58 |
酒居 | 9 | 5 | 6 | 3.13 | 2.40 | 1.27 |
チェン | 8 | 3 | 2 | 3.29 | 1.84 | 1.40 |
今シーズンのチーム最多勝は二木投手で7勝。
二木投手は、防御率(3.39)、QS数(15)、制球力の高さを示すK/BB(3.66)、
1回あたりに出すランナー数を示すWHIP(1.19)のいずれもチームトップでした。
この成績を見ると開幕投手の最有力といえそうです。
引っかかるのは実績が乏しいこと。
昨シーズンも7勝を挙げましたが、防御率が5点台と安定感に乏しい状態でした。
開幕投手を目指すのであれば、やはり数年にわたり成績を残すことが必要。
となれば、やはり実績十分の石川投手が最有力となります。
今シーズンは、自身ワーストとなる成績でしたが、過去3年間で36勝を挙げ、
昨シーズンは最優秀防御率(2.16)に輝くなど、チーム随一の実績があります。
今シーズンはWBCの影響があり、調子を崩しましたが、来シーズンはその心配はありません。
十分な調整ができれば、2桁勝利、防御率2点台を期待できる力を持っています。
キャンプとオープン戦を見ての判断となりますが、開幕投手の最有力はやはり実績と能力が
頭一つ抜けている石川投手ではないでしょうか。
石川投手と二木投手の2人のローテーション入りは確実。
残る4枠を、唐川投手、佐々木投手、スタンリッジ投手、酒居投手、チェン投手で争う
構図となりそうです。
まず3枠目は唐川投手が有力。
唐川投手といえば、ヤクルトの由規投手、日本ハムの中田選手と並んで高校ビッグ3と
いわれた逸材。なかなか殻を破れずにいますが、能力の高さに疑いの余地はありません。
今シーズンは、安定感を欠きましたが、2桁勝つことが期待できることから、
ローテーション入り当確です。
4枠目は、スタンリッジ投手。来シーズンで日本11年目。
今シーズンは防御率4点台と安定感を欠くこともありましたが、過去10シーズンの成績
(通算75勝、平均防御率3.31)からすると、安定感のあるピッチングと2桁近い勝利が
期待できます。
5枠目は、佐々木投手。
ルーキーイヤーの今年は、開幕ローテーション入りを果たすも、夏場に不振から2軍落ちも
経験。もっとも、大学ビッグ3と呼ばれ、外れ1位で5球団が競合した実力の持ち主です。
今シーズンの経験を生かし、来シーズンの活躍が期待されます。
最後の1枠は、酒居投手が有力。ルーキーイヤーの今シーズンは、先発中継ぎで活躍。
先発ではチーム2位となる2完投をしており、スタミナも十分。
また、コントロールがよく、巧みな投球術もあり、大崩れしにくいです。
チェン投手と比較しても安定感で頭一つ抜けていることから、ローテーション入りが
有力といえそうです。
※追記しました。
開幕投手は下馬評通り涌井投手となりました。
先発ローテ予想!
涌井投手が残留しましたので先発ローテは
①涌井
②石川
③二木
④酒居
⑤佐々木
⑥ボルシンガー
でしょうか。
気になる開幕スタメンは?
まずは今シーズンの開幕時と終盤のスタメンを見てみたいと思います。
開幕スタメン | シーズン終盤 | |||
中 | 岡田 | 右 | 加藤 | |
右 | 荻野 | 中 | 荻野 | |
左 | 角中 | 左 | 角中 | |
DH | パラデス | DH | ペーニャ | |
二 | 鈴木 | 二 | 鈴木 | |
三 | ダフィー | 三 | 中村 | |
一 | 井上 | 捕 | 田村 | |
捕 | 田村 | 一 | パラデス | |
遊 | 中村 | 遊 | 大嶺 |
開幕スタメンを飾った岡田選手は40打席無安打ですぐにスタメン落ち。
ラデス選手は1年通じてスタメンに名を連ねることが多かったですが、
打率2割1分9厘、ホームラン10本と全く期待に応えられず、今シーズン限りでの退団が決定。
ダフィー選手も同様に適応できず、シーズン中盤から出場機会を失っていきました。
また、和製大砲として期待が高かった井上選手も、打撃不振に陥り、結局打率2割3分、
ホームラン0に終わりました。
シーズン中盤から終盤にかけてこれら選手に代わってスタメンに入るようになったのが、
ペーニャ選手、加藤選手、大嶺選手です。
加藤選手は、規定打席には到達しませんでしたが、キャリアハイとなる打率2割6分6厘、
ホームラン5本、打点27を記録し、来年以降期待が持てる成績を残しました。
もっとも、ペーニャ選手、大嶺選手はともにスタメンには定着しましたが、成績はいまいち。
特にペーニャ選手は、ホームラン15本は途中加入ということを考慮すると及第点ですが、
打点38は期待を下回るものでした。
また、大嶺選手も定評のあった打撃で貢献することができず、また課題であった守備でも
失策12と結果を残すことはできませんでした。
このような状況からみると、ショートとファーストの人選が難しいといえそうです。
予想スタメン | |
右 | 加藤 |
中 | 荻野 |
左 | 角中 |
DH | ペーニャ |
二 | 鈴木 |
三 | 中村 |
一 | 井上 |
捕 | 田村 |
遊 | 平沢 |
シーズン終盤のスタメンが基本となりそうです。
ショートは来シーズン3年目の平沢選手を予想。今シーズンは打撃に苦しみましたが、
ポテンシャルは高くきっかけさえつかめばブレイクしそうな気がします。
将来のロッテを背負って立つ逸材だけにスタメン抜擢の可能性は十分あります。
ファーストは今シーズン開幕スタメンの井上選手と予想。
二軍では首位打者にも輝いたこともある大砲ですが、1軍では思うような結果を残せて
いません。
ほかに期待できる選手がいないだけに、井上選手の活躍を期待せざるを得ません。
今シーズン3割を超えた選手がいなかったばかりか、チーム最多打点が52の鈴木選手で、
チーム最多本塁打が15本のペーニャ選手となんとも寂しい結果に。
来シーズンは中軸となる選手がしっかりと結果を残してもらいたいですね。
補強状況、ルーキーの抜擢はあるか?
今シーズン長距離バッターが軒並み期待を裏切ったことから、中軸を担える大砲と、
抑えが不在となっていることから守護神を外国人で補強する方針です。
特に大砲は、ファーストのレギュラーがいないことを考えると確実に補強は行うはずです。
そうなれば、上記でファーストスタメンを予想した井上選手がスタメン落ちとなることが
濃厚となります。
ドラフトでは、清宮選手と並んで注目された安田選手を1位で獲得。
高卒ということもあり、いきなり開幕スタメンの可能性は低いですが、2軍でじっくり育て、
1軍でも経験を積んでいくことと予想されます。
2位以下では、内野手の藤岡選手を2位で、即戦力の先発投手として山本投手を3位で指名。
また、社会人No.1打者の菅野選手を4位指名しています。
3位の山本投手と5位の渡邉投手はローテーション6番目を争う可能性が。
2位の藤岡選手は平沢選手と、菅野選手は加藤選手とレギュラー争う可能性があります。
そのことから考えると、ルーキが3人スタメン&ローテーションで活躍する可能性があり、
非常に興味深い状況です。もっとも、野手はプロとして一日の長がある平沢選手や
加藤選手が優位な状況にあるのは間違いですが、オープン戦の結果次第ではスタメンを
奪われることもあり注目です。
注目選手は?
2015年のドラフト1位平沢大河選手。
未完の大器は三年目で花開くか?
そして2017年のドラフト2位藤岡選手
にも新人王取りが期待されますね。
当サイトプロ野球・考察その他ランキングはこちら!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ロッテがここまで苦しんだ理由としては、若手の突き上げが乏しく、
レギュラー争いが激しくないこともありそうです。
ソフトバンクや広島などを見てわかる通り、次から次へと若手が育ち、
レギュラーを脅かす存在となっていることが、好成績を残している大きな要因に
なっています。
優勝を目指すのであれば、若手をしっかり育て、我慢してある程度使い続ける
勇気も必要です。
井口新監督には、伊東監督のもとではできなかった若手の育成にも力を入れてもらい、
若い力でパ・リーグに旋風を巻き起こしてもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。