みなさんこんばんは、たかパパです。
今回はパ・リーグの新人王を予想したいと思います。
パ・リーグの新人といえば話題の中心は日本ハムの
清宮選手ですが、オープン戦19打席でノーヒットと
結果を残せず苦戦中。
高校野球とは全くレベルの違うプロ野球の世界は
天才といえども適応は難しいのでしょうか。
もっとも、パ・リーグの注目の若手は清宮選手だけではありません。
オリックスの田嶋投手やロッテの藤岡選手などルーキーがオープン戦で活躍中。
さらに、2年目の若手も結果を残しておりハイレベルな新人王争いの予感が漂っています。
ということで、オープン戦の結果を踏まえて今年のパ・リーグの
新人王を予想していきたいと思います。
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目次
はじめに
新人王の資格について改めて確認したいと思います。
資格要件はこの通りです。
・海外のプロ野球リーグに参加した経験がない選手
・初めて支配下登録されてから5年以内
・前年までの出場が30イニング以内の投手、60打席以内の野手
もっとも、歴代で新人王になったほとんどの選手は1年目での受賞。
まずは過去10年のパ・リーグ新人王を振り返っていきたいと思います。
年度 | 所属 | 選手 | 成績 | 勝敗 |
2017 | 西武 | 源田 壮亮 | 打率:.270 | |
2016 | 日本ハム | 高梨 裕稔 | 防御率:2.38 | 10勝2敗 |
2015 | 日本ハム | 有原 航平 | 防御率:4.79 | 8勝6敗 |
2014 | ロッテ | 石川 歩 | 防御率:3.43 | 10勝8敗 |
2013 | 楽天 | 則本 昂大 | 防御率:3.34 | 15勝8敗 |
2012 | ロッテ | 益田 直也 | 防御率:1.67 | 2勝2敗43HP |
2011 | 西武 | 牧田 和久 | 防御率:2.61 | 5勝7敗22S |
2010 | 日本ハム | 榊原 諒 | 防御率:2.63 | 10勝1敗 |
2009 | ソフトバンク | 摂津 正 | 防御率:1.47 | 5勝2敗 |
2008 | オリックス | 小松 聖 | 防御率:2.51 | 15勝3敗 |
昨シーズンは西武の源田選手が野手として19年ぶりに受賞。
直近10年の選出選手を見ると、先発投手が6人、
リリーフが3人という内訳に(牧田投手はリリーフとしてカウント)。
基準となる成績は、先発投手であれば10勝以上、
リリーフであれば50試合以上の登板で防御率1点台が基準となりそうです。
このような過去の選出基準を参考に、チーム事情やオープン戦の
結果を踏まえ予想していきたいと思います。
本命:オリックス 田嶋大樹投手
2017年オリックスドラフト1位 佐野日大高⇒JR東日本【1年目】
本命はオリックスのドラフト1位ルーキー田嶋投手です。
最速152キロのストレートを軸に、スライダー、
カットボールのキレのある変化球を駆使。
コントロールがいいため大崩れしにくいのも評価が高いところです。
ドラフト前後は「素材型」と言われていましたが、なかなかどうして
素晴らしい球を投げますね。
すでに開幕ローテーション入りが確定しており、3月31日の開幕第2戦での
先発になる見込みです。
オープン戦では2度先発し8回2/3を投げ、防御率3.12と安定した
成績を残しています。
7日の巨人とのオープン戦では3回までパーフェクトに抑えるなど投球内容も問題なく、
シーズン通じての活躍が期待できそうです。
問題は勝ち星に恵まれるかどうかです。
昨年のドラフト1位ルーキー山岡投手は開幕からローテーションを守り
防御率3.74とまずまずの成績だったにもかかわらず受賞を逃したのは
勝ち星に恵まれなかったから。
源田選手というサプライズがあった不運もありますが、
やはり二桁勝利を達成できなかったところが響きました。
チームとして安定感に欠ける部分があるオリックスだけに、
チームが上位に食い込めるかがポイントとなりそうです。
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対抗:日本ハム 堀瑞輝投手
2016年日ハムドラフト1位 広島新庄高【2年目】
対抗は日本ハムの高卒2年目の堀投手。
昨年のU-24侍ジャパンに選出され、3月にはフル代表にも
選出されるなど今注目の若手です。
昨シーズンは1軍で4試合に登板、8回を投げ3失点とまずまずの成績。
被本塁打3というところが気になるところですが、奪三振7は
特筆すべきものといえます。
オープン戦ではまだ登板機会がありませんが、台湾・ラミゴとの
対外試合では1回をパージェクトに抑えるピッチングを披露。
140キロ台のストレートながら伸びが抜群で、
切れのいいスライダーとのコンビネーションは一級品です。
リリーフでの登板が多い堀投手ですが、先発もでき、
栗山監督が起用法に悩むほど。
というのも有原投手がケガで出遅れ、その他の投手も
軒並み不調と頭数が足りない状況。
このようなチーム事情から開幕ローテーション入りも十分あり得る状態。
先発ローテーションに入れば2桁近い勝ち星は計算できるのではないでしょうか。
もっとも、昨シーズン5位の日本ハム。
大谷選手がメジャーに移籍するなど戦力がダウンしていることから
勝ち星に恵まれない可能性も。
チームが上位に食い込み、勝ち星に恵まれれば一気に新人王争いの
先頭に加わるでしょう。
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対抗:オリックス 山本由伸投手
2016年オリックスドラフト4位 都城高【2年目】
昨シーズン鮮烈な1軍デビューを果たした山本投手が
対抗馬の一番手。
昨シーズンは高卒ルーキーながら5試合に先発し1勝1敗、
防御率5.32という成績。
最速154キロのストレートが最大の魅力。
筆者もバズーカ砲のようなストレートに驚きました。
また、コントロールがよく勝負どころでも変化球を
しっかりと投げ込めるのが高卒らしからぬところでした。
昨シーズンは投球回数23回2/3の登板にとどめ、
今シーズンの新人王資格を残したのは首脳陣の配慮。
春季キャンプでは1軍スタートで先発ローテーション
入りが期待されています。
まだオープン戦での登板はありませんが、
開幕ローテーションに食い込めるチャンスはまだ残っています。
登板機会でしっかりと結果を残し、開幕ローテーションに
入ることができれば、昨シーズン見せた王な快投で
勝ち星を積み重ねること間違いありません。
ポテンシャルは高いだけに、新人王争いに加わるか注目です。
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大穴:ロッテ 藤岡裕大選手
2017年ロッテドラフト2位 岡山理大付高⇒亜大⇒トヨタ自動車【1年目】
トヨタ自動車からドラフト2位でロッテに入団した藤岡選手。
トヨタ自動車で先輩だった西武の源田選手に続き、
2年連続でショートでの新人王を目指す注目の選手です。
春季キャンプではスタートから1軍に帯同し、
紅白戦含む実戦で打率.435と結果を残すと、
3日の日本ハムとのオープン戦では4打数3安打と大暴れ。
ショートのレギュラー争いを一歩リードしています。
もっとも、現在は首を痛め欠場中。
平沢選手とのレギュラー争いの最中だけに痛手。
復帰後もしっかりと継続して結果を残すことができれば、
開幕スタメンは確実なものになるでしょう。
ロッテは昨シーズン遊撃手不在に悩まされていただけに、
藤岡選手で解決できればクライマックスシリーズ進出に
一歩近づくことができます。
チームの救世主になればおのずと新人王が見えてくるでしょう。
大穴:オリックス 山足達也選手
2017年オリックスドラフト8位 大阪桐蔭高⇒立命館大⇒Honda鈴鹿【1年目】
ここにきて一躍注目を集めているのがオリックスの
ドラフト8位ルーキーの山足選手。
春季キャンプではドラフト8位ながら1軍に帯同すると、
オープン戦では12打数6安打で打率5割と驚異的な成績を残し、
開幕1軍の座を確実なものとしました。
本職はショート・セカンドですが、
捕手以外すべてのポジションができるユーティリティー性を
もっており監督からすれば非常に使い勝手のいい選手。
ショートのレギュラー不在だけにこのまま順調に
成績を残せばショートでの開幕スタメンも十分あり得る状況ですが、
他選手の調子次第ではショート・セカンド以外での
開幕スタメンもあり得ます。
ユーティリティ性ゆえに開幕スタメンの可能性が高いだけに、
結果を残し続ければ新人王争いの台風の目になる可能性も。
今後の活躍に注目です。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
全て昨シーズンのBクラスチームからの
選出となりましたが、それだけ選手層が薄いといえます。
もっとも、西武や楽天のルーキーが苦戦しているのも事実。
クライマックスシリーズ争いに間違いなく食い込んでくる
チームだけにローテーションに入れれば新人王にぐっと
近づけただけに残念なところです。
さて上記には入れませんでしたが気になる選手が1人います。
それは、昨シーズンのソフトバンクのドラフト1位投手、田中正義です。
3試合連続で無失点に抑える好投で開幕1軍入りを猛アピール。
制球に難があり、また故障明けのシーズンということもあり
予想からは外しましたが、もしかすると新人王レースに
食い込んでくるかもしれません。
怪物右腕が今シーズンどんな活躍を見せてくれるのかこちらも注目です。
また、シーズンインすると上記選手以外にもブレイクを果たす
若手が出てくると思いますが、そちらは随時追記して
いきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。