どうもこんにちは、たかパパです。
2017シーズンのセリーグは頭一つ強さが
抜けていた広島が2連覇を果たしましたね。
去年、超変革を行なった阪神は2位へと
大きな躍進。
そして3位は横浜で2年連続となるCS進出。
まだ戦力は薄い感がありますが、しっかりと
新人も育ってきて来期以降も楽しみです。
一方で球界で衝撃だったのが巨人のBクラス。
CSの制度が導入されてから11年連続で
Aクラス入りを果たしてきた巨人が遂に
Bクラスへ陥落してしまいました。
主将の坂本選手はCSに出場するのは当然と
言っていたほど巨人は常勝軍団として
活躍してきました。
そんな巨人のBクラス入りというのは
かなりの衝撃ですね。
今回は巨人Bクラス入りの原因について、
考察しようと思います。
今年は13連敗を喫したり、30億補強の
FA入団の3選手が春先にほとんど活躍して
いなかったり、山口投手の暴力事件、
高橋監督の無為無策、村田ヘッドコーチの
指導法など色々と問題が勃発。
戦犯探しをしても建設的ではないので、
来期に向けてチームに一体何が起こったのか、
掘り出していきたいと思います。
高橋由伸監督の「言葉の無策」
出展元:http://number.bunshun.jp/category/yoshinobu
高橋監督が就任したのは去年の2016年。
動かざること山の如しと言わんばかりに
我慢の策とポーカーフェイスで
メディアに取り上げられていますね。
就任2年目の高橋監督ですが
去年はFA選手を3人も連れてくるという
球団の本気が見えた大補強で
これでダメなら高橋監督に責任があると
言われるほどでした。
しかしそのFA組が開幕はほとんど活躍せず。
既存の選手で開幕を迎えました。
高橋監督は前半こそ育成も視野に入れ
二塁に中井選手を起用、2番に据え置くなど
していました。
しかし試合を消化するに連れて中堅どころの
活躍が乏しくなり得点力が低くなっていった
巨人。
それでも中井選手を使い続けるなどかなり
我慢していたように思います。
中井選手に限らず捕手の小林選手もリードは
良くてもバッティングが一向に上向かず、
それでも起用し続けた経緯があります。
高橋監督に目立つのはとにかく我慢して
起用するという方針。
若手では中井選手や小林選手がそうですが、
中堅どころも不調になっても使い続け、
打席数を多く立たせて復調させようという
やり方をしています。
今年は長野選手、坂本選手、阿部選手が
それぞれ不調に陥るもスタメンで
多く試合に出ていました。
打てない中堅、ベテランを使うなら若手に
機会を譲っても良かったのかなと思います。
最悪、ベンチには亀井選手や村田選手も
いましたし、若手では重信選手や岡本選手、
山本選手や吉川選手などフレッシュな選手は
多くいます。
たとえ二軍で結果を出しきれていなかったと
してもこれからのチーム状況を考えれば
昇格させても良かったのかな、と思います。
巨人の13連敗がかなり世間を賑わせましたが
不調の中堅、ベテランを無理に使ったのが
おもな原因ではないでしょうか。
やはりベテラン中心だと上手くターンオーバー
しないと疲労も抜けませんしね。
阿部選手や坂本選手が不調になったのも
本来は避けられたように思います。
年齢的に1人でシーズンをこなすのは無理と考え
マギー選手を獲得し、阿部選手とマギー選手、
村田選手で一塁、三塁を守らせるプランが
あった筈なのですが、村田選手をずっと
ベンチに座らせるなど 使い方に工夫が
感じられなかったことに不満が上がります。
巨人を率いて優勝を遂げてきた川上哲治、長嶋、藤田元司、原辰徳といった監督たちも、使い方は十人十色だが、それぞれに「言葉」があった。
先人たちと比べると、由伸監督の「言葉の無策」は際立って見える。
「就任当初から“暗い”“つまらない”といわれてきた由伸監督ですが、ここまでくると、それが単に『性格』で片付けられるものではなく、監督としての資質の欠落ではないかと思えてくる。“チームをよくしよう”“若手に発奮してほしい”と手を尽くして、熱意が空回りしているならまだわかる。でも由伸監督からはそういう前向きな気持ちがまるで伝わってこない。この連敗記録は、指揮官の“ネグレクト”が生んだものです」(球団関係者)
出展元:https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/postseven/sports/postseven-563021
なんでしょうね、由伸監督はポーカーフェイスで
クールなイメージで、熱くチームを鼓舞するタイプ
ではないので、チームが不調に陥るとその辺は
叩かれてしまいがちですよね。
村田ヘッドコーチの「コンパクト」
出展元:https://matome.naver.jp/odai/2144590340463394101
村田ヘッドコーチが巨人ファンの間でかなり
話題になっています。
特に目にするのが「コンパクト」というワード。
コンパクトな試合後インタビューの受け答え
かと思いきや(それもありますけど)打撃の
指導方法のことを指していました。
よく指導者が「コンパクトなスイング」
という言葉を口にします。
どういう事かというとバットを最短距離で
振り抜きボールを打つというもの。
強く振って遠くへ飛ばすのではなく無駄を
省いて効率良くバットに力を乗せてボールを
叩くというものです。
村田ヘッドコーチもそういう指導をしている
のかぁ、と思っていたのですが
詳しく調べてみると村田ヘッドコーチの
「コンパクトなスイング」
という考え方が異なっていました。
というのも村田ヘッドコーチの言っていた
コンパクトなバッティング論は
「ボールを当てにいく」というもの。
いわゆる軽打と言われるものですね。
これが大いにファンの間で批判を浴びています。
素人指導者とも言われており
現にこの指導法を受けた二軍の堂上選手は
それからバッティングがおかしくなったようです。
一軍のヘッドコーチがこれでは育つ選手も
育たない。
来年はもうクビだ、と言われています。
これが真実ならBクラスの責任も含めて
更迭は確実でしょう。
村田ヘッドコーチは高橋監督が直々に
コーチをやってくれと頼み込んだ人ですが
一体どこに惚れ込んだのかは謎です。
巨人で長らく期待されながら芽が出ずに
交換トレードで日本ハムに移籍した
大田泰示選手が覚醒して大いに叩かれて
いましたね。
阪神の金本監督が、監督就任前にコラムを
書いていた2014年の週刊ベースボール誌で
こんな記事を書いていました。
来年期待する選手はGの大田泰示。あんなに素質がある選手はそうそういない。
某コーチからコンパクトを意識しろと言われているようだけど、この人は現役時代いくつ打ったのよ(笑)
選手を殺してることを自覚して欲しい。
コンパクトに打つべき打者と思い切ったスイングをすべき打者、これを見誤ると大変なことになる。
引用元:http://hanshintigers1.blog.jp/archives/16377150.html
まさに巨人から出てコンパクトの呪縛から
解き放たれた大田選手は伸び伸びとプレー
出来ていますよね。
山口俊投手の飲酒事件
出展元:https://www.jiji.com/jc/p?id=20170818174338-0024747596
FAで横浜から入団した山口投手。
横浜では10勝を挙げ完投能力も高い投手
という評判で入団してきましたが、春先は
怪我で出遅れて、復帰した矢先に問題を
起こして出場停止処分を食らっています。
山口投手がいれば
菅野、マイコラス、田口、畠、と合わせて
5本柱の形成が出来たのですが
結局、巨人は5人目の先発を固めきれず、
吉川投手や内海投手、宮國投手などを
試しましたが、落とした試合は数知れず。
ちなみに3本柱の今季成績が
菅野智之 17勝5敗
マイコラス 14勝8敗
田口麗斗 13勝4敗
3本柱だけで27もの貯金を作っています。
規定に達していませんが、4本目の畠投手も
6勝4敗ですので2の貯金を作っています。
今季の巨人は72勝68敗でしたので、そこから
25試合も落している事になりますね。
山口投手が戦力になれなかったことで
主力投手にしわ寄せがきて菅野投手や
マイコラス投手などを中4日で無理して
使うなど、文字通り先発は火の車。
残試合1を残した横浜とのゲーム差は1.5。
山口投手が額面通りの働きをしてくれて
いればAクラスは楽勝だったと思います。
山口投手には今回の一件に関しては猛省して
プロとしての自覚を持って頂きたいですね。
巨人は育成路線にすべき?モデルケースはソフトバンク
巨人は今年30億と言われる大補強で臨んだ
シーズンでしたが大失敗。
これを機に本格的に育成路線にシフトすべき
なのではないでしょうか。
モデルケースはソフトバンク。
ソフトバンクはフロントのドラフト戦略や
FA組の獲得など上手く使って常勝軍団として
今では12球団最強のチームを作り上げています。
育成と補強が上手く噛み合った見事な成功例
と言えるでしょう。
まず、巨人はドラフト戦略から
逃げずにスター選手の獲得に意欲的になるべき
だと思います。
巨人のスター選手は現状、坂本選手のみ。
過去の巨人はそのブランド力とドラフトの
逆指名で選手を掻き集めていましたが
逆使命制度がなくなってからは消極的な
ドラフトに終始している感が。
ドラフト1位で獲った選手も桜井投手、
吉川投手と一軍経験はほぼなし。
育成と即戦力をきちんと線引きしたドラフト
へとシフトしていく必要があるでしょう。
ただ、長年のFA依存でスカウティングが
ポンコツという実態はいかんともしがたい
ものがありますが・・・。
続いてFA補強やマギー選手獲得などですが
補強自体はリードオフマンや長距離打者、
先発、中継ぎとウイークポイントを見事に
補強したように見えました。
しかし蓋を開ければシーズン通して活躍
しているのはマギー選手のみ。
逆にマギー選手が居なかったら果たして
どんな悲惨な事になっていたのやら・・・。
巨人に問題があったのは一気に補強し過ぎた
ということではないでしょうか。
実際、マギー選手がスタメンで空いた枠は二塁のみ。
外野もひと枠しかありません。
獲ったからには使わないといけないので
若手の出場機会も減ります。
補強はあくまで若手起用をカバーしてくれる
人材を得るためのものだと私は思います。
ソフトバンクは上林選手や甲斐選手を
今年は積極起用。その裏にはデスパイネ選手の
補強があって攻撃力を下げることなく
上位をキープしていました。
阪神も糸井選手を獲得したことでチーム力が
アップ。
中谷選手や大山選手、糸原選手を積極的に
起用してもチームは上位をキープしていました。
そうした例があるように補強は若手の力不足分を
補うという感覚で行う方が良いのだと思います。
巨人には期待の若手選手が多いです。
重信、岡本、吉川、山本、橋本、寺内、辻、堂上、石川、宇佐美など
名前をあげればキリがありません。
それでも一軍でスタメンで試合出場している
選手はほとんどおらず、中堅・ベテランが
スタメンを支配しています。
そうした悪しき習慣を断つことがまず
巨人のスタートではないでしょうか。
3~4年の中期的スパンで改革が必要ですね。
まとめ
今回は巨人のBクラス入りの考察でした。
少し暗い話で犯人探しみたいですが
原因があるのなら改善する方法もあるわけで
立て直しにはそういう部分を見つめる必要があります。
巨人が来年、どんな体制を取るのか
巨人ファン以外の方も注目しているのでは
ないでしょうか。
やはり他球団ファンとしても、巨人が強く
ないと面白くないと思われる方も多いと
思いますので・・・。
最後まで読んで頂きまして有難うございました