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春の選抜甲子園 出場校の選び方や仕組みは?21世紀枠の選考基準は?

みなさんこんばんは、たかパパです。

今年夏の甲子園はホームランが史上最多の

68本と打者に注目が集まった大会でした。

その68本の中でも特に印象的だったのが

清原選手の大会記録5本を塗り替えた

広陵の中村君の6本目ではないでしょうか。

打った瞬間に甲子園が一瞬静まり返り、

打球がフェンスを越えると割れんばかりの

大歓声に変わる。

今大会に限らず、名場面として語り継がれて

いく打席になるでしょうね。

さて、夏も終わりすっかり夜も短くなり、

葉も色づき始めている今日この頃。

各地では、選抜出場をかけた地方大会が

すでに始まっています。

来年の選抜ではタイブレークが導入される

ことが先日ついに決定。

延長再試合がなくなるのは、長年高校野球を

見てきたファンとしては少し寂しい気も

しますが、将来のある選手のためには致し方

ないでしょうか。

今回はタイブレークが初めて導入される

記念すべき!?選抜大会の出場校の決定方法、

出場枠について紹介していきたいと思います。

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春の選抜甲子園 出場校の選び方は?


出展元:http://net-kousien.com/high-school-2017-21st-attention/

夏の選手権のように地区大会を勝ち抜いて

甲子園出場決定!という分かりやすい感じ

ではなく、春のセンバツの出場校って

どうやって選ばれるの?とお思いの読者様も

いらっしゃるかと思います。

高野連の選考基準によれば、

夏の甲子園大会終了後から11月30日までの

試合成績をもとに、勝敗だけではなく内容も

参考に決定するとなっていますが、基本的

には成績順に出場校が決定されます。

具体的には、各都道府県ごとに予選を行い、

県予選を勝ち抜いた上位2チーム~3チームが

地区大会(北海道、東北、関東、東海、北信越、

近畿、中国、四国、九州)に進み、地区ごとの

出場枠に応じ、上位2チームから6チームが

選ばれることになります。

例えば、出場枠が2チームの東北地区であれば、

優勝校と準優勝校が、出場枠が4チームの九州

地区であれば、ベスト4の4チームが基本的に

選ばれます。

仮に地区の上位チームに偏りがある場合は、

一歩手前で敗れた高校が選出されることが

あります。

例えば、96年の秋の東北地区では、優勝校が

光星学院(青森)で準優勝校が青森山田(青森)

であり、成績順であれば、両校が出場と

いうことになりますが、実際は優勝校の

光星学院とベスト4の平工(福島)が選出

されています。

このように、基本的には成績順で出場校が

決定されますが、都道府県に偏りがある場合は

調整が入ることになります。

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春の選抜甲子園 地域ごとの出場枠は?

各地区の出場枠は下記の通りとなっています。

北海道地区 1校
東北地区 2校
関東地区・東京地区 6校
東海地区 2校
北信越地区 2校
近畿地区 6校
中国地区・四国地区 5校
九州地区 4校

関東地区・東京地区では関東地区が4校、

東京地区が1校、中国地区・四国地区では

中国地区が2校、四国地区が2校、と

決まっています。

関東地区・東京地区の6校目は、関東地区

ベスト8と東京地区の準優勝校の中から、

中国地区・四国地区の5校目は、中国地区

と四国地区のそれぞれベスト4の中から、

成績や試合内容を踏まえて決定されます。

また、各地区の優勝校が出場する

明治神宮大会で優勝した高校の地区には、

出場校枠が1校追加されます。

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春の選抜甲子園 21世紀枠の選考基準は?

2001年の第73回センバツ高校野球から

21世紀枠が導入されています。

21世紀枠が導入された経緯ですが、部員不足

などの困難を克服したチームや、文武両道で

他行の模範となるチーム、あと一歩で甲子園

出場を逃し続けているチームを出場させる

ことで、多くの高校球児に夢と希望を

与えることにありました。

21世紀枠での出場校は3校。

毎年、各都道府県が推薦を出し、各地区

ごとに代表推薦校を決定。

21世紀枠特別選考委員会で3校を選出します。

選出方法は、東日本と西日本に分け、

代表推薦校を順位付けし、それぞれ1位の

高校を選出。

残りの1校は、それぞれ2位の高校を比較

して選出されます。

気になる選考基準ですが、

①秋季都道府県大会のベスト16以上

(加盟校が129校以上の都道府県はベスト32以上)

の成績を残し、

②少数部員や施設面のハンディなど困難な

環境を克服、学業と部活動の両立、強豪校に

惜敗するなど甲子園出場機会に恵まれて

いない、創意工夫した練習で成果を上げている、

校内や地域での活動がほかの生徒や他校

などに好影響を与えている、のいずれかに

該当することとなっています。

ちなみに昨年ですが、文武両道で過疎という

環境面を克服して都道府県大会を制した

中村高校(高知)。

部員10人という少ない人数で工夫した練習で

成果を上げている不来方高校(岩手)

文武両道で限られた練習スペースのなか

創意工夫で都道府県大会を初優勝した

多治見高校(岐阜)が選ばれています。

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21世紀枠選出校予想

そして、21世紀枠ですが、以下の

9枠にまでまとまりました。

北海道=函館工(道)

今秋北海道大会8強。
過去甲子園は夏4度、春1度の5度出場。
57年夏に8強も63年夏を最後に出場無し
1911年、函館区立函館工業補習学校
として開校。主なOBに楽天青山浩二投手

東北=由利工(秋田・県)

県大会3位→東北大会8強。
最速142キロのエース佐藤君を中心に
1962年の創部以来、春も含めて初の
東北大会出場。
さらに「地域に愛される学校」を目指す
中で、野球部員が率先して地域住民への
あいさつ活動を行っていることも評価。
過去甲子園出場なし

関東=藤岡中央(群馬・県)

群馬県大会4強。
準々決勝で夏の甲子園に出場した
前橋育英を延長14回の末、2-1で
下し創部以来初の4強入りを果たす。
文武両道を掲げ学習にも力を入れて
いることなど評価

北信越=金津(かなづ、福井・県)

福井県大会初優勝→北信越大会初戦敗退。
学校周辺の雪かき、少年野球チームとの
交流など地域との関わりなど評価。
1983年開校。春夏甲子園出場なし

東海=大垣西(岐阜・県)

岐阜県大会準優勝→東海大会8強。
東海大会初戦で強豪の中京大中京を
破り8強。ボランティア活動なども評価。
春夏甲子園出場なし。
2011年に東海地区の21世紀枠候補校に
残ったが落選。

近畿=膳所(ぜぜ、滋賀・県)

滋賀県大会8強。
県屈指の進学校で学業と部活動の両立。
県大会では準々決勝で優勝した近江に
敗れたが1-3と善戦。
甲子園は72年夏、78年夏、34年春、
56年春、59年春の5度出場もすべて
初戦敗退。

中国=下関西(山口・県)

山口県大会4強(3位)→中国大会初戦敗退
文武両道。限られた練習時間や施設という
環境の中で好成績を挙げたことが評価
甲子園は1951年夏に1度出場し1勝。

高知追手前(高知・県)

高知県大会4強(3位)→四国大会初戦敗退
文武両道。グラウンドを複数の部で共有と
いう限られた環境下で4年ぶり2回目の
四国大会出場。
甲子園は城東中時代の46年夏、47年春
(4強)の2度出場。

九州=伊万里(佐賀・県)

佐賀県大会準優勝→九州大会初戦敗退。
エース山口修司投手を中心に接戦を
勝ち上がった。甲子園出場なし。

あくまで筆者の予想ですが、

由利工、大垣西、金津

ではないかと。

由利工・・・
秋田県3位、東北大会8強、甲子園
出場無し

大垣西・・・
岐阜県大会準優勝、東海大会8強。
強豪中京大中京を破り8強。
甲子園経験なし。
2011年の21世紀枠落選経験あり。

金津・・・
福井県大会優勝、北信越大会初戦敗退。
全候補で唯一の県大会優勝。
甲子園出場経験無し。
そして北信越枠では石川県が2校、
富山県から1校という事もあり。

という見解ですがいかがでしょうか?

1月26日の選考会で上記9校から

3校が選出されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

プロ注目の選手を多く抱えている大阪桐蔭

は順調に勝ち進んでいる一方で、出場有力と

いわれていた横浜高校が神奈川県大会で

コールド負けするという波乱も起きています。

夏の甲子園に出場したチームは、新チームの

始動がほかのチームより1か月遅くなる

影響があり、思わぬところで躓くケースが

多いのが秋の大会です。

しかし、これまで強豪校たちに苦渋を

なめてきた高校にとってはチャンスでも

ありますよね。

来年春どのような高校が甲子園で

みられるか今から楽しみですね。

最後までお読み頂き有難うございました。