みなさんこんにちは、たかパパです。
今回は広島カープの助っ人外国人選手を
振り返ってみたいと思います。
2年連続リーグ優勝を果たした広島ですが、
12球団で唯一親会社を持たない球団です。
親会社による資金援助がないため、補強に
使える資金が限られていることからドラフト
中心に育てて勝つことが球団の基本方針と
なっています。
そんな広島ですが、限られた資金での的確な
外国人補強するのが上手い球団でもあります。
去年シーズン最多セーブ記録を更新した
サファテ投手は広島出身。
出せる年俸も限られていることから助っ人が
活躍すると他球団からオファーが入り、
移籍されてしまうことが多いです。
そのような事情から助っ人の在籍年数は長く
ても2~3年程度。
そのため助っ人としてピンと来る選手が
思い浮かべづらい方も多いかもしれませんが、
これを機に「あの」選手を思い出してもらえ
たらと思います。
第5位 ミコライオ
現在の常勝軍団広島の礎を築いた選手の一人。
在籍は3シーズンと短かったですが抑えとして
活躍しました。
当初は守護神としてサファテ投手がいたため
セットアッパーという位置づけでしたが、
サファテ投手の故障もあり抑えになりました。
持ち味は何といってもストレート。
2メートルの長身から投げ下ろす平均150キロ
の力強いストレートは早いだけではなく
動くことから芯でとらえることが困難でした。
登板数 | セーブ | ホールド | 防御率 | |
2012 | 61 | 21 | 15 | 2.79 |
2013 | 57 | 27 | 6 | 2.04 |
2014 | 51 | 25 | 7 | 2.45 |
3年連続50試合以上に登板し、20セーブ以上記録。
なかでもよかったのは2013年。
抜群の安定感で広島を初のクライマックスシリーズ
進出に導きました。
2014年もチームを3位に導きましたが、奪三振率が
低下し、与四球率もあがったことから安定感に
欠けることがありました。
3シーズン目も安定感があれば2位に押し上げ
られたかもしれませんね。
第4位 ブライアン・バリントン
広島の低迷期から成長期にかけて活躍した
バリントン。
最速150キロの動くストレートを軸に、
カーブやスライダー、チェンジアップを
駆使し緩急をつけて打たせて取るのが持ち味。
コントロールが良かったため、与四球率が
少なく安定感がありました。
登板数 | 勝利数 | 防御率 | 投球回数 | |
2011 | 30 | 13 | 2.42 | 204.1 |
2012 | 29 | 7 | 3.23 | 175.2 |
2013 | 28 | 11 | 3.23 | 172.2 |
2014 | 23 | 9 | 4.58 | 131.2 |
4年間で挙げた勝利数は40勝。
ミンチー投手が記録した29勝を大きく
上回る広島史上最多の勝利数。
特に2011年は、チームトップの13勝を挙げ、
投球回数も200回を超えチームに大きく貢献。
2013年は打線の援護に恵まれず勝ち星を
伸ばせませんでしたが、11勝を挙げチームを
初のクライマックスシリーズ進出へと導いています。
2013年後半から安定感を欠くことが多く
なりましたが、先発ローテーションを守り、
チームを2年連続のクライマックスシリーズに
導いた功績は大きいです。
チームに貴重な経験をもたらしたバリントン選手
の功績は今後も色あせることはないでしょう。
第3位 ルイス・ロペス
広島カープでの在籍5年で2度のAクラスに
導いたルイス・ロペス選手。
2年連続で打点王、最多安打に輝いた97年
までの2年間のイメージが強いですが、
低迷期に入った広島に復帰した2000年から
の3年間もチームを支えました。
打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | |
1996 | .312 | 157 | 25 | 109 |
1997 | .320 | 170 | 30 | 112 |
2000 | .313 | 110 | 20 | 88 |
2001 | .308 | 152 | 32 | 100 |
2002 | .264 | 65 | 5 | 33 |
在籍5年間で4度20本塁打以上をマークし、
3割を超える打率を残していることからも
広島史上最強の助っ人の一人と称される
理由がわかります。
特に勝負強いバッティングは圧巻でした。
惜しむらくは、チームの低迷期に選手として
のピークが重なってしまったこと。
あと1年早くチームに加入していれば
もしかすると優勝に導けたかもしれません。
加えて言うと、2002年にチームリーダー
の前田選手とトラブルになり後味悪く
退団となってしまった点も少々残念な
ところではあります。
もっとも、成績は歴代の外国人選手中でも
トップクラスのもの。
優勝には導けませんでしたが、チームを
支えた貢献度は計り知れないものがあります。
第2位 クリス・ジョンソン
史上2人目となる外国人の沢村賞投手と
なったクリス・ジョンソン投手。
サウスポーからの最速152キロのストレートに
ブレーキの利いたチェンジアップ、大きく
曲がるカーブを織り交ぜ打たせて取るのが
持ち味の投手です。
登板数 | 勝利数 | 防御率 | 投球回数 | |
2015 | 28 | 14 | 1.85 | 194.1 |
2016 | 26 | 15 | 2.15 | 180.1 |
2017 | 13 | 6 | 4.01 | 76.1 |
2015年・2016年と抜群の安定感で先発陣を
支えました。
来日1年目の2015年最優秀防御率に輝くと、
2016年は最多勝は野村投手に譲ったものの
沢村賞選考基準の7項目中4項目を満たし
沢村賞投手を獲得。
チームの25年ぶりのリーグ優勝に大きく
貢献しました。
昨シーズンは故障もありシーズン通じての
活躍ができなかったのが惜しまれます。
しかし、今シーズン1年を通じて活躍し、
チームを3連覇に導くことができれば
バリントン投手が持つ球団記録となる
外国人通算勝利数40を上回り、名実ともに
史上最強の助っ人の一人となることは間違いなしです。
今シーズンの活躍に期待です。
いい時のジョンソンは打てる気がせん・・・
第1位 ブラッド・エルドレッド
昨シーズンオフに新たに2年契約を結んだ
ことにより、広島史上最長となる7シーズン
目の在籍が決まりました。
打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | |
2012 | .262 | 59 | 11 | 35 |
2013 | .247 | 58 | 13 | 32 |
2014 | .260 | 119 | 37 | 104 |
2015 | .227 | 60 | 19 | 54 |
2016 | .294 | 93 | 21 | 53 |
2017 | .265 | 91 | 27 | 78 |
チーム史上初めてクライマックスシリーズに
進出した2013年はケガと不振もあり出場数が
少なかったですが、シーズン後半は本来の
力を発揮しクライマクスシリーズ進出を
決定づける活躍をしました。
2014年は自身初の本塁打王に輝く活躍で、
2年連続のクライマックスシリーズ進出に
導きました。
2016年は開幕から好調を維持して持ち前
の長打力により優勝に貢献。
そして昨シーズンはチーム最多となる27HR
を記録し、2年連続リーグ優勝に導いています。
6年間で128本塁打、356打点という成績
だけではなく、チームをAクラス4回、
優勝2回に導いており、チームへの貢献度は
抜群。惜しむらくはケガが多いこと。
ケガにより不振に陥るケースが多いだけに、
もう少しケガが少なければ2015年も優勝に
導けたかもしれません。
もっとも、ケガを差し引いてもその貢献度
は十分。
今シーズンも持ち前の長打力でチームを3連覇、
そして悲願の日本一に導いて広島史上最強の
助っ人の評価を確固たるものにしてほしいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここ5シーズンに活躍した助っ人が中心と
なりましたが、チームを初のクライマックス
シリーズ進出やリーグ優勝に導いた功績は
重要と考えこのようなランキングとなりました。
もっとも、低迷期を支えた外国人は戦力に
恵まれないチームを支えたという点から
評価されるべきとも思っており、その点を
どのように反映させるか悩んだところでもあります。
結果として、チーム在籍年数と成績、
そしてチーム成績からランク付けしてみました。
ミンチー投手やシーツ選手などトップ5に
入ってもおかしくはない選手もいるかと
思いますが一つの意見として読んでもらえればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。